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令和3年度第3学期始業式のお話
 
あけましておめでとうございます。今日から令和3年度の第3学期です。去年の3学期始業式もそうでしたが,久しぶりに学校へ来た皆さんを朝から寒い中に集めるのはどうかと思って,こうしてMeetを使ってそれぞれの教室で臨んでもらうことにしました。
 
今年の冬休みはいつもの年よりもちょっと長くて,17日間ありました。みなさんにとって,どんな時間でしたか。楽しいこと,たくさんあったでしょうか。体の調子は壊さずに過ごすことができたでしょうか。
 
一方で世の中に目を向けると,新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」が猛威を振るっていて,2学期の頃とは違った心配も出てきました。目に見えないウイルスのことを心配する毎日はしんどいのですが,それでもこれまでやってきた感染予防は,気を緩めず続けなければなりません。マスクをいつもつけること,手洗い・消毒をしっかり行うこと,友達と距離を取って過ごしたり,マスクを取っているときにおしゃべりをしなかったり,等々いろいろな対策がありましたね。それぞれの教室で,3学期になったので改めて確かめるようにしましょう。
 
2学期終業式に,「去年の自分よりも今年の自分が伸びる・成長する目標をお正月に立てましょう」と言いました。この場ではこれ以上その話はしませんが,約束をして欲しいことがあります。2学期に校長室で一人一人とお話ししました。あの時話してくれた夢や目標が変わったよ!という人,ぜひ休憩時間に校長室へ来て,教えてください。いつでもいいです。校長先生がいる時であれば,いつたずねてくれても構いませんので。待っていますよ。
 
ところで今日は,この絵を見てほしいのです。①も②も同じ人を描いた絵ですが,一部分だけ違いがあります。どこでしょうか。そうです。唇の形が少しだけ違いますね。
 
こうして,青い枠で唇を隠してみると,ほかの所は同じです。
 
しかし,青い枠を取ると雰囲気が違います。②はなんとなく怒っているような感じがします。それに対して①は優しい感じがします。皆さんはどのように感じますか。どちらが正しくてどちらが悪いということではありません。②のようにきりっとした表情も大切です。でも,学校で友達と生活するときや,地域の方とお目にかかるときなどは①のような「にこやかな表情」のほうが,お互いの気持ちが柔らかくなります。
 
①のような表情にするには唇の端,これを口角(こうかく)といいますが,これを少しだけ上げればいいのです。マスクを取ってちょっとやってみましょうか。それぞれの教室で先生の方を向いて,あるいは友達の方を向いて,見てもらいましょう。
 
今度は画面に写真を映しました。皆さん,もしかしてマスクをしているから,口角を上げても分からないよ,と思っているかも知れませんね。
 
でも,実際にはこの写真のように,実は,頬っぺたや目の位置も少しずつ変わって,「笑顔」になることが分かりますね。マスクをしていても,笑っているかどうかは,実は相手に伝わるんです。
 
皆さんの中にはもしかして,楽しくもないのに笑えないと思っている人もいるかも知れませんね。確かにその気持ちはわかります。でも,学校のように大勢の人と生活するところでは,お互いが気持ちよく過ごすための工夫も大切です。唇の端を少し上げることぐらい簡単なことですよ。
 
フランスの哲学者アランという人はこんなことを言っています。「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せになるのだ。」このことは,科学的にも証明されているそうです。自分で笑顔にすると,脳が楽しいと感じ,その人の心がウキウキしてくるのだそうです。この話,実は今月の「保健だより」に,もっと詳しく書いてあります。笑うことはとても大事なことなんです。
 
校長先生も,顔や手を洗うときに鏡があると笑顔の練習をします。すると,仕事などで困ったことがあるときでも,少し気が楽になります。皆さんも試しに「笑顔をつくる」練習をしてみてください。素敵な笑顔が,学校中にあふれることを楽しみにしています。
 
そしてさらに,忘れてはならないもっと大事なことがあります。それは,せっかく笑顔でいっぱいになった友達や自分が,悲しい表情にならないように,一人一人が言葉や行動に気をつけて過ごすことです。
 
この学年の締めくくりになる3学期,みんなが口角を上げて,笑顔で過ごして欲しいのです。3学期,これまでの1学期2学期と比べて,とても短いです。だから残されたこの学年の時間を大切に,みんなが笑顔で過ごせることを,先生たちは願っています。
 
良い3学期にしましょう。
 
令和4年1月11日
笠岡市立今井小学校
校長 高橋伸明
 
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